肝臓にやさしい食事レシピ

2月の献立

2月の献立

2月の献立テーマ

MASHの食事
エネルギー:470kcal未満・食塩相当量:3.0g未満・鉄:3.0㎎未満(1食あたり)

メニュー

  • 麦ごはん
  • スンドゥブチゲ風
  • ヘルシーチャプチェ
  • きんかん

栄養素等摂取量

  • エネルギー:467kcal
  • たんぱく質:20.5g
  • 脂質:10.4g
  • 炭水化物:66.7g
  • 鉄:2.8
  • 食物繊維:8.0g
  • 食塩相当量:2.1g
  • 野菜等摂取量(きのこを含む):約111g

NASH(ナッシュ)はMASH(マッシュ)へ

本研究会では、2019年7月より毎月、『肝臓にやさしいレシピ』をホームページに掲載して参りました。毎回のテーマは『慢性肝炎』『非アルコール性脂肪肝炎(NASH)』のいずれかとしておりましたが、2023年6月、NASHは『代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)』へと名称が変更されました。今後のレシピ開発では『MASH』での記載となりますこと、ご承知おきください。

今月の献立のポイント

スンドゥブチゲ風

『スンドゥブチゲ』は柔らかい豆腐入りの鍋料理で、アサリ等の貝類を加え、肉や野菜を加えて、ピリ辛のスープで煮込んだ鍋です。貝類のエキス野菜の旨味がプラスされ、さらに辛味が加わることにより、あっさりとした豆腐が立派なおかずに変身します。ただ、『アサリ』は鉄分が豊富なため、鉄を制限する場合、多用することができません。そこで、今回、アサリの旨味の代役として『オイスターソース』を使用しました。オイスターソースは牡蠣を主原料としていますが、鉄分含有量は多くありません。ほんの少し加えることで、スープに深いコクと牡蠣の風味が合わさり、本格的な味わいに仕上がります。是非お試しください。

 

ヘルシーチャプチェ

『チャプチェ』とは伝統的な韓国料理のひとつで、韓国ではお馴染みの家庭料理です。戻した春雨、牛肉やピーマン・人参・しいたけなどの野菜やきのこなど、細切りした食材をごま油で炒めて、甘辛い味付けに仕上げます。今月のテーマ『MASH』では、エネルギーを抑えながらも、ボリュームがあり、かつ、食べ応えをしっかり得られるように、春雨の代わりに『しらたき』を使用しました。『しらたき』の原料はこんにゃく芋であり、エネルギーは100gあたり6kcalと非常に低く、春雨の10分の1以下です。また、こんにゃく芋に含まれる『グルコマンナン』と呼ばれる食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにしたり、腸内環境を整え、排便を促して便秘を解消するなど、さまざまな効能があります。

美味しく仕上げるポイントは、しらたきを食べやすい大きさに切り、たっぷりのお湯で湯がいた後、しっかりと乾煎りすることです。しらたきの水分をきっちりと飛ばすことにより、しらたきに味がよく馴染んで、美味しく召し上がっていただけます。

料理レシピ

麦ごはん
スンドゥブチゲ風
ヘルシーチャプチェ
きんかん